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22歳の思うこと。


靖国神社

社会人になるまであと2ヶ月弱、
毎日有意義に過ごさなきゃ!と思って、色んなことをしています。


さてさて、今回の日記はすごく重いし暗いです、すみません。
苦手な方はどうぞお戻りください(笑)




靖国神社、みなさん行ったことありますか?
わたしは以前から行ってみたかったんです。
そしてようやく、昨日、母親と二人で行ってきました。





靖国は行ってみてびっくり。

“○×翼賛会”とか“△□愛国会”とか、トラック並に大きな改造車がズラッと並んでいて、国旗を服にあしらった強面のお兄さんがぞろぞろと歩いていました。

機動隊や警察の方々もいっぱいいた。。。





神社はでっかいし、怖そうな人もたくさんいるし、正直最初は私は恐ろしかったです。

危ない思想の人たちがたくさんいるのかな。。。とか思って(←偏見でした、すみません)。




でも、神社に参拝して、靖国の記念館だか博物館だか(?)みたいなのを1時間くらい見学して、すごく衝撃を受けました。



ここからは大分重い内容になりますが。。。
日本人なら靖国神社は一度は行ってみた方がいいなと思います。




古代から近代までの日本での争い・戦争の歴史を、展示で辿っていきます。

戦争をやりたいなんて、多分わたしは死んでも思わないけど、
一人ひとりの命が幾重にも積み重なって今の世界があるんだなと感じました。



靖国神社の記念館(?)で最も印象に残ったのはやっぱり近現代ゾーン。
戦地だった沖縄から回収された遺品が、衝撃的でした。
穴が開いたヘルメットやメガネ、グローブが所狭しと…。
医薬品の瓶には、薬品と思われる液体が入ったままのものも展示されていました。
戦地へ行く青年に持たせたと思われるお守りは、(多分糸が無かったのでしょう)女性の髪の毛で縫ってあるものもあります。




靖国神社に祭られている戦死者たちの顔写真がズラーっと並んでいたのにも胸がつまりました。
そこでふと目に入った写真の男性の横に簡単なプロフィールがあり、「立教大学卒」と書いてありびっくりしました(わたしは立教大学在学中なのです)。

どうやら特攻隊として出陣したようで、その人の書いた遺書も展示されており、全て読んでしまいました。

遺書は奥さんと娘さんに当てたもので、「自分が死んでもいつでも見守っている」ということが書いてあったのですが…





不覚にも涙が出ました。







靖国神社に行って、韓国や中国との間の靖国問題について何が問題になっているのかが、なんとなくわかった気がします。


日本のやったことは残酷だったし非道だったし、それはどんなに言い逃れしたからって逃れられない事実だから、わたしたちはそれを背負って生きていくしかないけれど、

だからこそ靖国神社は必要だな、と思いました。

今までは、靖国参拝する歴代首相を見て、
「韓国や中国があんなに興るんだから、余計なことしないで大人しくしていればいいのに」
という感じで、公人の靖国参拝にはわたしは『反対』の立場だったのですが、

A級戦犯が祀られているから参拝してはいけないんだ、とかじゃなくて、
どのような形であれ、失われていった命を忘れてはならないという意味で、靖国参拝は必要なことのように今では感じています。


古代から現代まで、バカらしい理由できっかけになった争いもたくさんあったかもしれないけど、
悪いところも良いところも全て含めて、今の自分の生活が成り立っているのは、たくさんの犠牲があったからこそだと思います。




靖国神社を訪れるのは日本人だけじゃなくて、多くの外国人観光客も立ち寄るようで、
同じ見学者の中には、ヨーロッパからと思われる観光者もいました。

英語で話しかけてみればよかったかな。。。
あの外国人さんは、あの場所で、何を感じたんだろう。



記念館を出て、広い境内を母と二人でのんびり歩いていたら、
境内の中を歩く“○×翼賛会”の強面お兄さんも、なんとなく「何気に好い人そうじゃん!」とか思って話しかけたくなりました。

右翼とか左翼とか色々あるけど、「あー、あの人たちも平和な世界を祈ってるだけだよね」って思ったり。
「良い日本を作りたいだけだよね」って思ったり。




今、社会に出る前に、あの場所を訪れることができて本当に良かったと思います。
by rinney | 2007-02-09 00:20 | 日記

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